小説なにかオススメないかなー?
Audibleで聴いた【幻夏】はとっても良かったよ。
夏のオススメ本だよ!
太田愛さんの『幻夏』は、日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補にもなった
傑作ミステリー!
夏の終わりに読みたい1冊です。
あらすじ

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」
23年前の夏、失踪した親友は何を求め、何を失ったのか――毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。
『犯罪者』に続く鑓水、相馬、修司のクライムサスペンスシリーズ第2弾。
日本推理作家協会賞候補作。
引用元:公式サイト https://www.ai-ota.jp/
作者:太田愛さん

香川県高松市出身
1964年9月2日生まれ
大学在学中より始めた演劇活動を経て、1997年に『ウルトラマンティガ』シナリオライターとしてデビュー
2012年「犯罪者」
2013年「幻夏」第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編部門)にノミネート。
2017年「天上の葦」
2020年「彼らは世界にはなればなれに立っている」
感想
初めは登場人物が多くて
え・・と・・誰だっけ??
と何度か戻しながら聴く場面もありましたが
あっという間に引き込まれ一気に聴きました。
こんな悲しい話があるだろうか
あまりに切なすぎるストーリーに胸が苦しくなります。
1つの間違いからどんどん壊れていく家族・・
真っ直ぐ明るい少年の心が壊れていく姿

「誰か嘘だと言ってくれ!」
友達の抱えた壮絶な心の痛みを思う主人公の叫び。
多少のえん罪が生まれてしまっても仕方がないとう司法構造の闇に憤りを感じます。
無実の人間が犯罪者に仕立て上げられるという警察・検察・裁判の理不尽で恐ろしい体制に背中が凍る・。
眩しかった夏が目に焼きつくような錯覚に
なお一層哀しさが際立ちます。
ラストは涙がとまりませんでした。
ぜひ読んで頂きたい名作、素晴らしい作品です!
Audibleでのナレーションも素晴らしくて情景が目に浮かぶよ☆
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